パーペットマンション エピソード3
教えられし真実と過去

その「バランスを乱すもの入るべからず」の扉に入ったロザリーとニンファドーラは
ランス・JFL・クロムウェルが言っていた「彼女」に会いに行っていた。
黒と白で彩られたドアに入ると円形の机が目の前にある。彼女らはそこの椅子に座ってこう言いはじめた。

ニンファドーラ「シェリー・エアルド。教えてほしいの。今日来た客人がバランスを戻すものでしょうか?」

そういうと円形の机の真中より青白い光が出て人の形を映し出していた。
シェリーと呼ばれた女性は白い(かどうかは定かではない)服を着ている。
顔は美しいが厳格そうで、髪型は西洋国の人のように見える。

シェリー「そうよ。今日きた客人4人・・・。彼女らが真実を呼び戻すことができるものよ。」
ロザリー「では、やっと開放されるんですね!」
シェリー「いいえ。そういうわけではないわ。乱した者を排除しなければ呪いは解けないわ。」
ニンファドーラ「乱した者?バランスのことですか?」
シェリー「その通り。そして彼女らはすぐそこにいるわ。」
ロザリー&ニンファドーラ「え?」

2人はシェリーの言葉どおり後ろを向くと物の影から覗いているつること達を見つけた。
ロザリー「聞かれても問題はありませんか?」
シェリー「別にありませんよ。ロザリー。でも、何か邪悪なものが近づいているのは感じるわ。」
つること「ちょっと待って!さっきからバランスがどうだの、こうだのって何の話なの?」
飛鳥「で、私たちが正すものって?」
ニンファドーラ「・・・お話します。」
ロザリー「ニンファ!!」
ニンファドーラ「でもすぐにわかる事実よ、お姉さん。」
ロザリー「シェリー、話しても平気かしら?」
シェリー「その邪悪なものに聞かれなければね。ここの部屋の鍵を閉めるわ。部屋を閉じれば音は漏れないからね。」

ちょうど、Dezyne隊長とトッフェ副隊長は「例の部屋」の前にいた。
Dezyne警備隊長「雨も今日だな。」
トッフェ副隊長「逆ですっ!!」
Dezyne警備隊長「これはギャグで〜す。」
トッフェ副隊長「寒いですって隊長・・・。」
Dezyne警備隊長「おや?ジョルセとサンダースじゃないか。どうしたここで?」
キット「あ、Dezyneさん。お疲れ様です。」
トッフェ副隊長「この部屋は屋敷の一部の人間しか入れないのは知っているでしょ?」
ピート「えぇ。」
Dezyne警備隊長「しかも、鍵がかかってるでしょ?早く部屋に戻りなさい。」
ピート「お疲れ様でした!おやすみなさい。」
そういいながらキットとピートは部屋に入っていった。

Deyzne警備隊長「なんか怪しいな。」
トッフェ副隊長「気のせいですね。きっと。次は大広間です。」
Dezyne警備隊長「お〜広いま(わ)〜。」
トッフェ副隊長「耳引っ張ってもいいですか?」
Dezyne警備隊長「それはやめて!!」

一方、シェリー達は数十年前に何があったのかを語っていた。

ロザリー「あれはもう数十年前の話です。」

この屋敷はご主人様が作られた屋敷です。ご主人様は奇術愛好家、お笑いもお好きで屋敷中に面白い仕掛けがあります。
そこでは毎日のように笑い声が響いていました。でも屋敷には「緑のバランス」「白黒のバランス」という2つのバランスで保たれていました。
どちらか片方に偏ると屋敷は平和でなくなります。現在、「緑のバランス」が占めておりまして屋敷がこのように凶暴化しています。

その原因ですが、ある2人組が緑と白黒のバランスの「白黒のバランス」を崩したのです。要は拉致しようとしたのです。
そして、緑のバランスが崩れ、「緑の呪い」となっているんです。いまだにその2人組は見つかっていません。
そして、緑の呪いの主はご主人様をはじめ、ランス様、アーサー様、私、ニンファドーラ、キットさん、ピートさんに呪いをかけました。
その呪いは人さまざまで、例えばご主人様は性格が暗くなり、ランス様は不眠症、私ロザリーは緑色を見るともう・・・壊れます。
このような呪いがあるのです。そして、女性4人と男性1人がその呪いを解き、バランスを保つことができる。そういう伝説です。

つること「そんなことが・・・。」
gachapin「で?アーサーって誰?さっき見かけなかったけど・・・。」
ニンファドーラ「私たち召使のチーフよ。結構なご老人。たぶん、必ず会うわよ。」
飛鳥「そうなの。」
シェリー「私は長年呪いを解けないかどうかを調べたのよ。でも私はここで指示するしかないから、アーサーに調べてもらっているのよ。」
優輝「ロザリーさんってカエル君を見ると壊れるのかしら?ほら。」

といいながら優輝はカエル君を取り出した。

ロザリー「わきゃきゃきゃ〜〜〜!緑だ〜〜!!」
優輝「スッ(隠す)」
ロザリー「なんでしょうか?」
優輝「ほら。(また出す)」
ロザリー「うきゃきゃきゃきゃ〜〜〜!緑〜〜!」
つること「優輝やめなさいってば!!」
ニンファドーラ「ね?壊れるでしょ?」
シェリー「おや?アーサーお疲れ様。」

4人は振り返った。アーサーと呼ばれた老人が立っていた。
見かけは50歳代、白髪だがどこか品のある。格好はランスとは違うモーニングタイプの服だ。
髭はない。目はどこか暖かである。

アーサー「おや?今日来たと言う客人ですね?ランス様より聞いています。」
飛鳥「あ、お世話になってるわよ!!」
つること&gachapin「うるさい!!」
アーサー「ロザリー、ニンファ。もしかして彼女らが例の?ロ、ロザリーどうしたそんなに乱れて?」
ロザリー「いいえ!大丈夫です!アーサー様、ランス様が彼女らだとおっしゃって。」
ニンファドーラ「これより、屋敷の内部をご案内しようかと・・・。」
アーサー「そうか・・・ついに来たんだな、このときが。分かりました。私たちでご案内しましょう。」
優輝「なんかすごいことする予感が〜♪」
飛鳥「楽しそうね・・・。」

一方・・・
Dezyne警備隊長「狩猟しました!!」
トッフェ副隊長「やっとらんわ!!!」
フィストー隊員「狩猟しました!」
モール隊員「狩猟しました!」
トッフェ副隊長「お前らもか!?」
Dezyne警備隊長「あれ?ランス様は?」
覆面男「さっきからいないんだ。見かけなかった?」
フィストー隊員「いいえ。」
覆面男「そうか・・・それとDezyneとトッフェ!アーサーが警備を必要といているそうだ。」
トッフェ副隊長「我々ですか?」
Dezyne警備隊長「場所は?」
覆面男「時計台だ。」
トッフェ副隊長「了解!!」
Dezyne警備隊長「・・・。」
覆面男「どうした?Dezyne。」
Dezyne警備隊長「い、いえ!」
覆面男「では頼んだぞ。」

少し時間が空いてDezyneとジャゴン・トッフェは廊下を歩き始めた。
そのときDezyneは偶然落としてしまった盗聴器で盗み聞きしたランスと覆面男の話を思い出していた。

覆面男「本当か!?Dezyneに血がつながった人物がいるのは!?」
ランス「事実です。」
覆面男「でも変だぞ。君は20歳で、Dezyneは50歳だぞ!」
ランス「私もこれを聞いたのは親父が死ぬ間際です。」
覆面男「そうか・・・ジョセフが死ぬ前か・・・彼には生まれてからずっと世話になっていた。」
ランス「父、ジョセフ・JC・クロムウェルはDezyneの雇い主、ご主人様のお父上のころからの執事です。」
覆面男「そうだったね。で?誰なんだ?その人物とは?」
ランス「その名は(ザザーー)です・・・。」
覆面男「なるほど・・・あいつだったのか・・・。」

運悪くここは電波が悪く聞こえなかった。これ以降ランスに聞こうと思ったが聞くに聞けなかった。
しかもDezyneは誰にも知られていないと思っているランスの秘密を知っている。

トッフェ副隊長「隊長?」
Dezyne警備隊長「にゅにゅにゅ〜?」
トッフェ副隊長「なんですか!その返事は!?」
Dezyne警備隊長「う〜んこの感じが油揚げ〜。」
トッフェ副隊長「訳わかりませんよ・・・。」

そんなこんなで時計台についた。
アーサー「おや?Dezyne隊長にトッフェ副隊長、これは心強い。」
Dezyne警備隊長「どうも。で?こちらは?」
アーサー「紹介しよう。つることさん、飛鳥さん、gachapinさん、優輝さんだ。」
飛鳥「あれ?私たち自己紹介していなかったですけど?」
アーサー「・・ランス様より聞いていましたよ。」
つること「そっか!」
トッフェ副隊長「ではシェリー・エアルドに聞きながら行きましょう。」

そう言うとトッフェは小さな丸い円盤を取り出した。そこには先ほどまで会話していたシェリー・エアルドが出てきた。
シェリー「では案内しましょう。」
Dezyne警備隊長「あ、アーサーさん。ランス様はどちらに?」
アーサー「私は見ていませんね。多分、お部屋にいらっしゃるかと?」
Dezyne警備隊長「そうですか・・・。」

つること達はそのまま時計台へと進んだ。
時計台は屋敷の外から見えていなかったが、とても立派なつくりをしている。
大きな歯車が動いていて、何十年前のものとは思えないほどだった。
しかし、つることはあることに気づいた。時計の時間である。
普通、時計の内側から見ていれば反対方向に回るのが普通だ。しかし、この時計は裏から見ているのにもかかわらず、普通の回り方をしている。
つまり、反対方向に時を刻んでいることとなる。

飛鳥「ねぇ、アーサーさん。この時計はどうして反対周りなんですか?」
アーサー「これも呪いの一部・・・ではないんです。」
gachapin「え?違うの?」
ロザリー「実は、ある者に時計を修理させたところ、間違えて歯車を逆に入れて反対方向に・・・。」
ニンファドーラ「そしてそれをやらかしたのが彼女です。」

全員、ニンファドーラが指差す方向を見ると、明らかに誰かいる。
彼女は目線に気づいたのか、急いで前にきた。

弥子「あ、私です。弥子と申します。屋敷の修理と郵送を担当しています。」
ニンファドーラ「もう、弥子さん早く直してくださいね。困ってるんですから。」
弥子「わかってるわ。じゃぁ、申し訳ないけど手伝ってくれます?」
アーサー「この方々は客人だぞ。あまりそういうことをしてると・・・。」
つること「いいんですよ!アーサーさん。私たちも何かお返ししないとって思ってるんですから!ね?」
優輝「そうですよ!手伝わせてください!」
飛鳥&gachapin「私も!」
弥子「では、お願いします。」

つること達は近くにある軍手などを使って修理を手伝った。一度時計を完全に止めてどの歯車が反対かを探し始めた。
歯車の数は数百もあるので老人のアーサー以外は全員手伝うこととなった。

ロザリー「ねぇ?これ違うかしら?」
弥子「それは正しい向きよ。」
ニンファドーラ「これとあれは?」
弥子「そうね・・・それは逆ね。」
Dezyne警備隊長「これも逆だぞ!」
トッフェ副隊長「これもです!」
弥子「ありがとう。・・・あ!飛鳥さん危ない!」

飛鳥の軍手は油で滑りやすくなっていた。その時に重い歯車を持ったため、下のアーサーに向かって落下したのだ。
誰もがアーサーにぶつかると思い、叫び声をあげた。しかし、当のアーサーは目つきが鋭くなっただけで驚きもしなかった。
次の瞬間アーサーは目に付かないような速さでその場を離れた。その直後アーサーがいた位置に歯車が落ちた。

弥子「ア、アーサーさん大丈夫ですか?」
アーサー「えぇ。平気ですよ。飛鳥さん。気にしないでくださいね。」
飛鳥「ごめんなさい!」
ロザリー「でも、すごい早かったですよ!老人には見えませんよ!」
Deyzne警備隊長「・・・。」
トッフェ副隊長「あの目つきの鋭さ!誰かに似てましたね!」
Dezyne警備隊長「まるでカバだ!」
トッフェ副隊長「あれはヌル〜イ目つきでしょ!」

と言いながら耳を引っ張った。

Dezyne警備隊長「痛いって!!!こんどりゃぁ!!!!」
トッフェ副隊長「怖っ・・・!」
アーサー「では、ランス様を呼んでまいります。」
Dezyne警備隊長「では、私もご一緒しましょう。」
アーサー「いえいえ。一人で平気ですよ。Dezyneさん。」
Dezyne警備隊長「屋敷の夜は危険ですからね。ご一緒しますよ。」
トッフェ副隊長「隊長。アーサーさん、困った目ですよ。しかも、いつ歯車から降りたんですか?」
Dezyne警備隊長「殺す気!殺気!!」
トッフェ副隊長「字が違う!!」

そういいながらアーサーとDezyneは時計台から降りていった。

飛鳥「あ、下の歯車とってくれますか?トッフェさん。」
トッフェ副隊長「いいですよ。」
gachapin「そういえば、気になっているんですけど、なんでDezyneさんってウサギ耳なの?」
トッフェ副隊長「あぁ、彼の耳ですね?この屋敷の警備員はある動物一部を体に持っているんです。」
つること「と言いますと?」
トッフェ副隊長「まず、Dezyneはウサギの耳。音をよく聞く能力です。私は鷲の目です。ほかの警備員はチーターの足、ゴリラの腕とかですね。」
優輝「なんかすごいわね・・・。」
ロザリー「噂には聞いてたわ。」
ニンファドーラ「確かに、トッフェさんの目って違う色だと思ってたわ!」

彼らは談笑しながら時計を修理していた。
ずっと黙っていた。シェリー・エアルドがこんなことをつぶやいた。誰にも聞こえないように。

シェリー「あるものは真実を知り、あるものは真実を語るときがきたのね・・・。」

エピソード4へ続く・・・。

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